2016年10月14日
グリーンエネルギー変換工学専攻博士前期課程2年の木村太郎さん(指導教員:犬飼潤治教授)が、10月2日(日)~10月7日(金)に米国ホノルルで開催された電気化学分野では最も大きな国際会議のひとつであるPRiME 2016において、PEFC16 Poster Awardの3位を受賞しました。
受賞した発表題目は「Systematic Studies on the Phase Separations at Bulks and Surfaces of the Anion Exchange Membranes with Different Polymer Structures (異なる高分子構造を持つアニオン交換膜の内部及び表面における相分離の系統的研究)」です。
本研究では、次世代の燃料電池であるアニオン交換膜型固体高分子形燃料電池の主要構成材料であるアニオン導電性高分子電解質膜(本学で新規に開発)の化学構造と内部および表面の相分離構造との関係を様々な手法で系統的に検討し、両者の関連性を初めて明らかにしました。
今回の受賞は、学術的な価値の高さ、応用への直接的な寄与の大きさとともに、ポスター構成や質の高い発表、質疑応答が評価されたものであります。
木村さんは「世界中から多くの研究者が集まる国際学会において、このような素晴らしい賞を頂き、大変光栄に思います。これまでに多くのご指導を頂きました犬飼潤治教授や宮武健治教授をはじめ研究室の皆様に心から感謝申し上げます。この賞を励みに、今後より一層の研究成果をあげられるよう、これからの研究生活を充実させていきたいと思います。」と話しています。
オーガナイザー Deborah J. Jones教授(仏Montpellier大学)より授与