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小林駿さんの論文がACS Editors’ Choiceに選ばれました。

2018年1月25日

グリーンエネルギー変換工学特別教育プログラム博士課程1年の小林駿君(指導教員:内田裕之教授)の論文が2018年1月17日のACS Editors’ Choiceに選ばれて、Web公開されています。http://pubs.acs.org/editorschoice/

その論文は”Atomically Flat Pt Skin and Striking Enrichment of Co in Underlying Alloy at Pt3Co(111) Single Crystal with Unprecedented Activity for the Oxygen Reduction Reaction”, ACS Omega, 3, 154-158 (2018)です。http://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acsomega.7b01793

小林君が先に論文発表したPt3Co(111)合金単結晶電極の極めて大きな酸素還元活性増大の機構を解析するため、単結晶表面の原子スケールの構造と表面から内部への原子層ごとの組成とを初めて明らかにしたものであり、燃料電池の高性能化に繋がる重要な成果です。

なお、ACS Editors’ Choiceとは、米国化学会(ACS)が発刊している50誌を超える査読付き論文誌の中から、世界的なEditorが優れた論文を毎日1つだけ選んでOpen Access(全ての人が閲覧可能)とするもので、非常に名誉ある選抜制度です。

小林君は「この度はACS Editors’ Choiceに選出され、大変光栄に思います。留学中の執筆は苦労も多かったですが、ひとえに共著者の皆様のおかげであります。今後は日々の研究活動に精進していきたいと思います」と話しています。