トップ理念・目的修士課程

修士課程

学位授与方針(ディプロマポリシー)

自然災害にも強い将来のエネルギーシステムの構築にあたって、種々のエネルギー変換デバイスの技術的ならびに経済的な長所と短所を十分に理解し、短期、中期、長期的な視点に立ち、それらのベストミックスを実現できるグローバルに活躍できるリーダーの養成を目的とします。工学専攻において定められた能力に加え、以下に示す A~F の能力と、それらの総合力としての汎用力を、「学び、日々の高密度の研究、最先端研究プロジェクトへの参加、インターンシップ」からなる基礎・実学融合教育により身につけます。必要単位を修得し、所定の期間以上在学し、博士研究基礎力審査、または修士論文の審査及び最終試験に合格した人に修士(工学)を授与します。

A. 基礎と実学の融合による俯瞰的能力:充分な基礎学力と先端分野の高い専門性の両立

基盤科目のうち2科目を選択修得し、グリーンエネルギー変換工学の先端分野を学ぶための基礎学力を身につけていること。予め選択したメジャー分野の専門科目と、サブメジャー分野の専門科目を修得し、専門分野およびその周辺分野の知識を身につけていること。

B. 地球環境への高い倫理観と先見性

科学者倫理(大学院共通科目)を修得し、科学者・技術者としての倫理を身につけていること。先端科学技術特論等の人文・社会科学系科目の修得により、社会的規範を順守しながら科学技術を進める方法論を身につけていると認められること。

C. エネルギー変換工学およびその経済性に対する広い視野角の見識

エネルギー環境経済特論、幅広い分野の著名な研究者の特別講義等の修得により、燃料電池、太陽電池、熱電素子などの新エネルギー技術やエネルギーマネジメント、環境浄化・緑化技術等の幅広い知識と広い視野角を培ったと認められること。

D. 各種のエネルギー変換法をベストミックスできる高い応用力と展開能力

世界的に著名な研究者のグリーンエネルギー変換工学特別講義により各種エネルギー変換法を様々な視点からベストミックスできる思考法を身につけていると認められること。産業界教員による国際標準化特論等により国際標準化の意義、現状と課題を認識し、企業や研究機関でインターンシップ(必修)を実施し、インターンシップ発表会により、応用力と展開能力を培ったと認められること。

E. グローバルコミュニケーション能力と討論能力

外国人教員によるグリーンエネルギー科学・技術英語特論初級(必修)を修得し、英語コミュニケーション能力と論理的思考能力を身につけていること。また、月例研究発表会に出席し、異分野の学生や教員と討論する能力を培ったと認められること。

F. リーダーシップとマネジメント能力

イノベーションマネジメント特論(集中講義)により、日本のものづくり産業の持続的成長に必要なイノベーションとそのマネジメントの方法論をグループワークにより身につけたと認められること。さらに、学習した内容の実践の場として、国際セミナーやリーディング大学院フォーラムなどにおいて学生自身が自発的に企画・運営を行い、リーダーシップとマネジメント能力を培ったと認められること。

教育課程編成・実施方針(カリキュラムポリシー)

自然災害にも強い将来のエネルギーシステムの構築にあたって、種々のエネルギー変換デバイスの技術的ならびに経済的な長所と短所を十分に理解し、短期、中期、長期的な視点に立ち、それらのベストミックスを実現できるグローバルに活躍できるリーダーを養成するためのカリキュラムを構築しています。ディプロマポリシー(学位授与方針)に挙げた目標を達成するために、以下に示す A~F の能力と、それらの総合力としての汎用力を、「学び、日々の高密度の研究、最先端研究プロジェクトへの参加、インターンシップ」からなる基礎・実学融合教育により身につけるカリキュラムポリシーを定めています。

A. 基礎と実学の融合による俯瞰的能力:充分な基礎学力と先端分野の高い専門性の両立

基盤科目のうち 2 科目を選択必修することにより、グリーンエネルギー変換工学の先端分
野を学ぶための基礎学力を修得します。各基盤科目で特に優れた成績を修めた学生はマイスターとして認定します。予め選択したメジャー分野の専門科目と、サブメジャー分野の専門科目を修得し、視野を広げます。

B. 地球環境への高い倫理観と先見性

科学者倫理(大学院共通科目、必修)、先端科学技術特論等の人文・社会科学系科目により、社会的規範を順守しながら科学技術を進める能力を養成します。

C. エネルギー変換工学およびその経済性に対する広い視野角の見識

エネルギー環境経済特論、幅広い分野の著名な研究者の特別講義等により、燃料電池、太陽電池、熱電素子などの新エネルギー技術やエネルギーマネジメント、環境浄化・緑化技術等の幅広い知識を修得し、視野角を広げます。

D. 各種のエネルギー変換法をベストミックスできる高い応用力と展開能力

世界的に著名な研究者のグリーンエネルギー変換工学特別講義により各種エネルギー変換法を様々な視点からベストミックスできる思考法を、産業界教員による国際標準化特論等により国際標準化の意義、現状と課題を修得します。企業や研究機関でのインターンシップ(必修)とインターンシップ発表会により、応用力と展開能力をさらに高めます。

E. グローバルコミュニケーション能力と討論能力

外国人教員によるグリーンエネルギー科学・技術英語特論初級では、対話形式の討論により英語コミュニケーション能力と論理的思考能力を修得します。また、月例研究発表会では異分野の学生や教員と討論します。国内外の学生・若手研究者らが参加する国際セミナーで専門外の研究に対する討論能力を高めます。

F. リーダーシップとマネジメント能力

イノベーションマネジメント特論(集中講義)を開講し、日本のものづくり産業の持続的成長に必要なイノベーションとそのマネジメントの方法論をグループワークにより修得します。さらに、学習した内容の実践の場として、国際セミナーやリーディング大学院フォーラムなどにおいて学生自身が自発的に企画・運営を行い、リーダーシップとマネジメント能力を高めます。

入学者選抜方針(アドミッションポリシー):

燃料電池、太陽電池、水素製造、熱電変換などの多様なグリーンエネルギーの変換と貯蔵に関する広い視野角の知識と先端技術、英語コミュニケーション能力と討論力などを習得し、低炭素社会の実現に向けて関連産業界等でグリーンイノベーションの創出に貢献して国際的に活躍する強い意欲があり、以下に示すような基礎的な知識や能力を持った人を求めます。

  1. エネルギー変換工学の基盤となる、化学(物理化学、無機化学など)あるいは物理・電子物性などの基礎知識を身につけていること
  2. 日本語または英語で自らの専門分野の内容を他者にわかりやすく詳細に説明し、内容について深く議論することができること
  3. 学部卒業生レベルの英語の読解力とコミュニケーション能力を備えていること